見にきてくださってありがとうございます。
うつ症状が重くなると本が読めなくなる私。
文字を読んでいても全く頭に入ってこなくなります。
ただ定期的に本屋さんにいって、読めるようになったら読みたい本を書い貯めていました。
ようやく最近また読めるようになり、最初に読んだ本は
くわがきあゆ作
レモンと殺人鬼
です。
比較的ページ数が少なく大好きなミステリーだったので読めるかなぁと思いました。
2023年第21回「このミステリーがすごい!」大賞 文庫グランプリ受賞作
感想は早い!!
なにもかも早いー!
どんでん返し系ミステリー。
300ページちょっとの薄めの本でしたが、次々に登場人物が出てきて展開がめちゃくちゃ早い!
え?え?っていう間に思っていた人物像とは違う一面が表れて、この人そんな人なの?の連続。
一文で印象がガラリと変わり話も変わってくる
父親が殺され、母親も失踪
不遇の小林姉妹
その後妹も遺体で発見される
不幸なお姉ちゃんが主人公
なんだろ、不幸体質な人っていますよね。
不幸から抜け出そうと頑張らない、不幸なのを受け入れて、なんなら不幸をじっくりゆっくり噛み締めながら生きている人
お姉ちゃんそんなかんじです。
最初はお姉ちゃんに同情的でした。
だってお父さん殺されてお母さんいなくなって、唯一の家族の妹まで遺体で見つかって。
こんなに不幸が重なることある?
歯並びにコンプレックスをもっていて常にマスク生活をしている
うーん心が痛い…なんて読んでいたけれどこのお姉ちゃん、何回か印象が変わります。
お姉ちゃんだけじゃない。
登場人物みんな一筋縄ではいかない。
ものすごい早さでストーリーが進むので、ミステリーをじっくりじっくり読みたい方にはおすすめ出来ませんが、
話の展開が何段階もあるのでサクサク読みたい人にはぴったりな本だと思います。
私もあっという間に完読しました!
久しぶりに本を読んでやっぱりミステリーが好きなんだなぁと再認識できました。
この本を期にまた読書熱が再燃しそうです。
読んで頂きありがとうございます。