小説8050を読んで
久しぶりに本の感想を書きたいと思います。
林真理子さん作 小説8050
あっという間に完読しました。
林真理子さんの作品を読むのは初めてだったと思うのですが、とても読みやすかったです。
8050問題
理由は様々だが、80代の親が50代の子供を養う。
親の年金で中年になった子供が生活していて、親の死後どうにもならなくなってしまう。
小説8050は歯科医をしている父親、専業主婦の母親、優秀な姉、中学で引きこもりになった弟。
姉が結婚することになり、引きこもりの弟を隠すように生活していた一家がガラガラと崩れていく。
引きこもりになった原因は?
両親との関係性
兄弟の関係性
家族の全てを理解しているのか?
うーん。考えさせられる小説でした。
引きこもりの経験がある私。
そして今、親になって子供がいる私。
どちらの目線にも立って考えることが出来、改めて家族って難しいなと思いました。
まず、子供目線
子供は親が思っているほど単純ではなく、繊細で傷つきやすく、それを親に言えるほど神経が図太くないということ。
傷ついたことを
傷ついた!つらかった!
と口に出して言える子供が世の中にどれほどいるのだろう。また
そう言うことが出来る家庭がどのくらいあるのだろうと思いました。
私自身は、実の兄に性的な暴力を受けて引きこもりになりました。
今思えば、すぐに親に言えば良かったのですが、多感な思春期に言えない、言える家庭環境ではありませんでした。
言えぬまま、心を病んで引きこもりになりました。
引きこもりっていうのは、
よーし、今日から引きこもるぞ!
と思って引きこもる人はいないと思います。
最初はなんとなく。
なんとなく外に出るのが嫌になって、
友達や知り合いに会うのか嫌になって、
家族と過ごすのが嫌になって、
居心地のいい場所で心を癒し、安定させているうちに、引きこもりになるんだと思います。
そして、自分を守るためにその場所から抜け出せなくなる。
そうしているうちに、外に出るタイミングを失って、家族や他人と関わりづらくなって、余計引きこもっていく。
自分ではどうしていいのか、わからなくなります。
小説8050を読んでいて引きこもりの弟くんの苦悩やイライラが伝わっていて、胸がギュッとなりました。
そして親に言えない苦悩を抱え、どう解決していいかもわからず、月日だけが経っていく焦りを感じました。
親目線での感想としては
お父さん、ちょっと落ち着いて。
お母さん、ちょっと静かにして。
でした笑
このお父さん、とにかく頭に血が上りやすいようで、読んでいてハラハラしました。
そして、お母さん。気持ちはとても、とてもよくわかる。
子供が傷つかないように、つらい思いをしないように、とにかく甘やかしてる印象でした。
わかります。
私も子供が苦しんでいる姿を見たくない。
このお父さんとお母さん、子育ての方向、方針が違いすぎて本当に子供が気の毒に感じました。
そして、親は本当に子供のことを理解しているのか。
全ては無理なんだろうなと思いました。
子供は日々成長し、学校やお友達、親の見えないところで経験を積んで人格が形成されていくんだと思います。
もちろん幼児期や小学生の頃は親の影響が大きく関わってくると思いますが、その幼い時に受けた親からの影響を元に、外で思春期を過ごし大人なっていくんだと思いました。
小説では、子供(成人済み)の行動に親が驚く場面が何度かありました。
読んでいる私からしてみれば、そんなに驚くことか?と思いますが、きっと当事者になったときに、
え、我が子が?
そんなことを?
と驚くと思います。
8050問題は以前から耳にして知っていましたが、小説を通して一家庭の中を除き見て、家族のつらく深刻な問題なんだと改めて知ることができました。
家族だからこそ、つらい。
家族だからこそ、知らない一面がある。
それを受け入れられるかどうか。
本当に家族って難しいなと思いました。
久しぶりに本を読みましたが、すらすら読めていい気分転換になりました。
毎日飲んでいたアルプラゾラムやめて1ヶ月
見にきてくださってありがとうございます。
やめてみました。
そわそわやドキドキしやすいので気持ちが安定するアルプラゾラムを約2年飲んでいました。
飲み始めは頓服でつらくなったときだけ。
飲むとザワザワ感やドキドキした動悸がおさまるので最初のうちは、少しでもドキドキすると飲んでしまってました。
そのうち、頓服では足りなくなり毎日寝る前に飲むようになりました。
寝る前に飲んでも朝起きた時には効果はなく、朝つらいと飲みたくなっていました。
心療内科の先生は
依存性は低い薬だよ
と言っていたのですが、まぁまぁ依存していた気がします。
結局、ピーク時は1日3回。
朝昼寝る前に飲んでいました。
1日3回飲むと常にボーっとしている感じが続きました。
確かにドキドキやざわざわ感はなくなり、落ち着いて過ごせて良かったのですが、いかんせん眠い!
ずーっと眠くて眠くて仕方なかったです。
眠い時に寝れる環境だったら良かったのですが、目が離せない子供と常に一緒にいる生活でうっかり寝てしまいそうなことが何度かあり、まずはお昼の分を抜くようにしました。
お昼に飲まなくて平気になったら寝る前。
そして、朝の分をやめるようにしました。
やめた当初は少しでもざわっとすると安心したくて飲みたくなりましたが、深呼吸したり、耳栓をして外の音を聞かないようにして、どうにか対処しました。
うーん、やめた結果、眠くならなくなり頭がすっきりした気がしますが、やっぱりドキドキしたりするのはツラい。
一度は全く飲まずに過ごせていましたが、
調子の悪い夕方、
聴覚過敏が強く出ている日や、
旅行、
帰省、
普段と違うことする日はツラくて飲むようになってしまいました。
1日3回飲んでいるときは、常にボーっとしていて体もだるくなって、さすがにやめたいなぁと思っていたのですが、ツラいときだけ頓服で飲む分にはいいのかなぁと自分で妥協点を見つけて飲むようにしています。
まだまだ、薬を飲まずに過ごせる日は遠いのかなぁと思います。
うつ病発症時に比べてかなり飲む薬は減ってきているので進歩はしていると前向きに考えたいです。
読んで頂きありがとうございます。
今日の旦那&長女弁当
見にきてくださってありがとうございます☺️
今日の旦那&長女弁当
なんだかごちゃごちゃしてしまいました。
でも長女の好きなものばかり。
夏休みも終盤で疲れてきている様子。
1日塾で11時間勉強している。そりゃ疲れるよね。
母は応援しているよ!おいしく食べられますように。
ハンバーグ
ナポリタン
カボチャ焼き
トマト
デザートはマスカット
今日の旦那弁当
今日から長女塾弁当も再開
長女ちゃん頑張れー!
二色弁当
オクラお浸し
カボチャ
トマト
ウインナー
ぬか漬けきゅうり
たった3時間の実家帰省~メンタルずたぼろ~
見に来てくださってありがとうございます。
お盆は義実家に帰省しました。
自分の実家はどうしようかな、というか行かない一択だったのですが、旦那に行ってきなよと強めに言われ7月末に行ってきました。
過去のブログを読んで頂ければわかると思いますが、母親が苦手で出来れば会いたくない存在です。
我が家からは電車で45分くらい。
今回は次女と帰りました。
旦那は仕事、長女は塾。
死ぬほど暑い中、ベビーカーに次女を乗せて最寄り駅まで着くと母が迎えに来てくれていました。
近所のスーパーでお昼ごはんを買って実家に行きました。
まず久しぶり(たぶん1年半ぶり)実家について思ったこと。
暑い
犬がいるのでクーラーはついているのですが、設定温度高過ぎ。
60代半ば
高齢者は暑さを感じづらいと聞いたことがありましたが、60代でもそうなんだ!と実感。
いつまでも汗が引かないし、次女もいるので温度を下げてもらいました。
暗い
なぜか全部のカーテンが閉められていて昼間なのに真っ暗でびっくりしました。
たぶんクーラーがよくきくようにしているのかな?
暗くてジメーっとしていて不快指数ハンパなかったです。
次女は前に来た記憶なんてないので探検をして楽しそう。
私は質問攻め
答えるたびに否定されてメンタルずたぼろにされました。
長女ちゃんの成績はどうだったの?
→全教科スゴく良かったよ。個人面談でも担任の先生に誉められた。本人も頑張れたって言ってた。
→あらー無理してるんじゃない?勉強ばかりさせてるから。
……なんで、それは良かったわね!頑張ってるのねって言えないの?
塾はどう?
→張り切って行ってるよ。他の子に負けたくないんだって。
→お金かかるんでしょ。無理させたらダメよ。無理やりやらせてるんじゃないの?
……いやだからなんで、頑張ってるのを認めてくれないんや
あなた仕事は?
→旦那と話して次女が幼稚園に入ったら働き始めるよ。
→やめなさいよ。あなたは何もできないんだから。
……もうやめてくれ
否定しかできないのかい?
親に否定されるってかなりしんどいです。
この会話以外にも、なにか言えば否定、否定、否定。
自分だけではなく、我が子も否定されている気がしてきて徐々に胸がざわざわ、ドキドキしてきてしまいました。
予定では15時くらいに帰ろうかなぁと思っていましたが、お昼ごはんを食べてすぐに帰ることにしました。
帰ってきてから、母親に言われたことが頭の中をぐるぐる回ってしまい、かなりつらくなってしまいました。
子どもを産んでから専業主婦の私。
子育てがすべてで、それを否定された。
いままで頑張ってきたことを否定された。
仕事。これから頑張ろうとしていることを否定された。
泣きたくなりました。
なぜそんなことを言うんだろう。
大人になって気がつきましたが、うちの母親は自分より子供が優れているのが許せないんだと思います。
自分より得意なことがあったり、自慢できることがあると許せない感じです。
今思えば、昔からそうだったのかなと思います。
久しぶりに会って、グサグサやられてしまいました。
しばらくは会わないと思います。
どうにもならないこの気持ち。
自分がこんな親にならないようにしなきゃという思いを強くもち、過ごしたいと思います。
読んで頂きありがとうございます。