15 うつ闘病中の恋~バレンタイン~
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前回の続きです。
うつ闘病中、恋をした私。
子供の頃、性的虐待を受け、男性を「好き」という感情がどこかへ行ってしまった私のはじめての好き。
最初は完全な一目惚れ。20代で初めて人を好きになったきっかけはまさかの見た目…
自分で振り返ってもビックリ。
あとは雰囲気。穏やかで、なんというか「性」をあまり感じない雰囲気だったのも、惹かれた部分だと思います。
ちなみに今も、「性」をがっつり感じるような男性はかなり苦手です…
誰かを好きになれないなんて、誰にも相談出来ず苦しかった10代。
周りが彼氏を作りはじめた頃に、私も付き合ってほしいと言われて、好きかどうかわからずとりあえず付き合ってみたりもしました。
相手には本当申し訳ないことしたなぁと思います。
そんな私が、一目惚れ。
恋愛相談なんて出来る相手がいなかったので(長らく引きこもりだった)自分でこの気持ちをなんとかしたい!と思い、まずは連絡先を渡すことに。
丁度、バレンタインが近かったのでチョコレートと一緒にメルアド(当時LINEはなかった記憶)を書いた紙を入れて渡す作戦。
ここで難関ポイントがいくつか発生します。
第一難関。
まず、バレンタイン前の激混みのデパ地下。
女子達が殺気だっているあの戦場へ行くのは、うつ病でひきこもりをしていた私にとって高過ぎるハードルでした。
行く前から、心臓バクバク。働きに出るようになってからだいぶ人混みには慣れたつもりだった…満員電車に乗っていたので。
それでも緊張しました。
第二難関
どんなチョコを買えばいいかわからない…
相手は本当顔見知り程度の方だったので好みが全くわからない。
激混みのデパ地下を右往左往。
冬なのに、だんだんイヤな汗が出てきて、汗が出てきたことで緊張が倍増し、とりあえず知っているブランドのなんとなくいい値段の物を買いました。
帰宅の電車ではグッタリ…
第三難関
母親にバレたくない。
今まで彼氏が出来ると、報告したり、プレゼントされた物を見せたりしていたけど、今回はなんとなくバレたくない。
20代なのに、中学生くらいの思考…
たぶん恥ずかしかったんだと思います。
はじめて好きになった人にチョコレートをあげるという気持ちが。
無事チョコを買うことが出来、文房具屋さんで可愛いカードを買い、メルアドを書き、チョコの袋にいれました。
本当に中学生や高校生で経験するようなドキドキ感を20代で経験したと思います。
チョコを渡す当時も緊張でバクバク。
しかし、中学生の私ではなくここは20代の私。
いつもお世話になってます的なことを言い、サラッと渡しました。
記憶ではサラッと渡せたはずです…
実際はどうだったかわかりません。
緊張、不安、動悸で感情がごちゃまぜだったと思います。
その日は、通院する大学病院の精神科受診の日でもありました。
私は主治医の先生に
はじめて心から人を好きになったこと、
バレンタインのチョコを渡したことを話しました。先生はよかったね、安心したよと言ってくれました。
さて、精神科受診中もメールが来ないかな、来ないかなとソワソワしていた私。
夜になってようやくお礼のメールが来ました!相手は仕事をしていたので、夜になって当たり前なのですが、そんな思考もできないほど舞い上がっていたんだと思います。
そして、メールがきた瞬間飛び上がりました。
お礼に、お食事でもどうですか?という一文を見た時は、なにが起こっているか分からず思考停止。
今まで何人か彼氏がいたのに、男性に対する免疫がゼロになった気分でした。
返信は何度も何度も読み返し、おかしくないか確認して、ぜひ行きたいですと送りました。
そこから食事の日まで何度かメールのやり取りをし、いよいよ初デートの日へ。
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