33 産後、病室で絶叫した私

見にきて下さってありがとうございます。

前回の続きです。

思い出したくもないですが、吐き出すことでいい方向へ向かうと信じて、書きたいと思います。

大部屋から個室へ移動し、ようやく長女とゆっくりした時間を過ごしていました。

かわいくてかわいくて一日中見ていても飽きない。

小さな手も足もほにゃほにゃしているほっぺたも愛おしくてたまりませんでした。

写真もいっぱい撮って幸せで仕方がありませんでした。

旦那も仕事を早めに切り上げてお見舞いにきてくれて、家族3人で過ごす時間は私の心を満たしました。

母親は毎日仕事帰りに洗濯物を取りに来てくれて、長女を抱っこして

可愛い可愛い

と言ってくれました。

日曜日になり、父方の祖母と父親がお見舞いにきてくれて病室は賑やかになりました。

祖母も父親も目尻を下げて、可愛がってくれ、

赤ちゃんの力はすごいなと思いました。

しかし、日曜日の夕方に突然幸せが崩れました。

母親と兄が病室にやってきました。

動悸がし、激しく動揺したことを覚えています。

私に性的虐待をしていた兄。

何しにきたの？

と聞くとお祝いを渡しにきた

と言いました。

いらない…

帰ってほしい

と思っていた次の瞬間

赤ちゃんを触ろうとしました。

私は

赤ちゃんに触らないで！！！

と絶叫してしまいました。

綺麗な綺麗な赤ちゃん

私の可愛い赤ちゃん

私の幸せ

その汚い手で触らないで！！

と、叫び、暴れていました。

本当に個室に移っていて良かったです。

母親に落ち着くように言われた気がしましたが、泣きながら叫び続けていたと思います。

頭にカーっと血がのぼり、パニックになっていました。

看護師さんが飛んできてくれて、母親、兄に

出ていくように言ってくれました。

ボロボロ泣きながら、看護師さんに二人にこのまま帰ってもらうように伝えてもらいました。

もう一人看護師さんが来てくれて、背中をさすってくれ、私が泣き止むまでそばにいてくれました。

本当迷惑をかけてしまいました。

自分ではどうにも出来ない感情が大爆発してしまい、しばらく震えが止まりませんでした。

数十分経過し、ようやく落ち着きを取り戻した私。

看護師さんに、もう大丈夫だと伝えて、看護師さんには出ていってもらいました。

赤ちゃんと二人きりになり、改めて本当に触られないで良かったとまたポロポロと泣いてしまいました。

母親に、兄にはもう来ないでほしいと連絡しました。

その日はもう誰にも会わず休みました。

読んで下さってありがとうございます☺️

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